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2006年09月11日

●暖房もエアコンで

 エアコンとガスファンヒーター、どちらが割安かと聞かれると、思わずガスファンヒーターと応えてしまう。なぜだろう。やはり電気で暖めるのとガスで暖めるのとでは、ガスの方が効率がいいと考えがちである。

確かに電気でも電気ストーブの場合は、その直感は正しい。しかしエアコンはちょっと違うのである。
 エアコンにCOPというエネルギー効率を表す数値があるが、例えばCOP=6.0だと1KWhの消費電力でで6KWhの熱量が出せるのである。これはエアコンが外部の熱エネルギーを利用して熱風を作っているためである。従って直感は当たらない。

 それでは、具体的にどうか調べてみることにする。比較に登場するのは我が家のファンヒーターと今時のエアコンである。

 ●比較対象
 ・我が家のガスファンヒーター(りんない RC-329SE-1)
  →30号(3000Kcal)or 暖房能力 3.5KWh
 ・今時のエアコン(COP=6)  
  →暖房能力:3.5KWh 消費電力:0.6kwh 
 ・参考値:15年前の我が家のエアコン(東芝 RAS-281LTR)
  →暖房能力:4.2KWh 消費電力:1.285KWh

 ●条件、前提等
 ・都市ガスの熱量:1立方メートル=45MJ(メガジュール) 
 ・都市ガスの料金:120円/1立方メートル
 ・電気料金    :23円/1KWh
 ・10畳の部屋を1時間暖めるのに必要な熱量=10.8MJ
  (空気調和衛生工学会規格(SHASE-S)参照)

 ●基礎知識
 ・1cal(カロリー)=4.2J(ジュール) 
 ・1w=1J  1kwh=1k×3600秒(1時間)=3600KJ÷4.2J=860Kcal

各種数値は、揃ったので、10畳の部屋を8時間暖める(10.8MJ×8=86.4MJ)のに必要な料金を計算していきたいと思います。

 ○ガスファンヒーター(熱効率1で考える)
  ・86.4MJ÷45MJ×120円=230円

 ○エアコン(熱効率=COP=4で考える)
  ・86.4MJ÷3600KJ÷4×23円=138円

次に我が家のガスファンヒーターとエアコンで考えてみます。性能の違いはありますが、共に平均能力で8時間つけたときのガス、電力料金を計算します。
 
 ○我が家のファンヒーター
  ・3000Kcal×4.2J×8h÷45MJ×120円=269円

 ○我が家のエアコン
  ・1.285kwh×8h×23円=236円

 ○今時のエアコンなら
  ・0.6kwh×8h×23円=110円

 こんな結果が出てくるのも、考えれば簡単なことです。ガスの熱効率が1に対して、エアコンは熱効率が5倍以上にもなります。ガスの値段が電気の値段の1/5以下にならないと、勝てないですね。所で電気でも、電気を直接熱に変える電気ストーブは熱効率が最大でも1なので、ガスの方が安くなります。

 また、灯油を使うストーブもありますが、この場合は 8500kcal/L=36MJ/L 今はリッター80円くらいだとすると 0.45MJ/円 一方ガスの場合は 0.38MJ/円 でやや灯油の方が安いという状況ですがそれ程大差はありません。 灯油は近年の石油の値上がりが響いていますね。 

 エアコンはガスに比べてかなり安いし、それは灯油よりもまだ安い状況なのである。 やはり結論は エアコン になりました。


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