●無料のオフィスソフト勢揃い
最近のパソコン販売では、マイクロソフトのオフィスソフトがプレインストールされていないものも一般的になりましたが、これも格安オフィスソフトや無料オフィスソフト、web形式のオフィスソフトの出現のお陰でしょう。
マイクロソフトオフィスインストール版とそうでないものの値段差は2万円程度と大きく、できればオフィスソフト無しを買って費用を節約したいものであるが、一方では、予てからあったオープンソースのオフィスソフトは性能が低いパソコンには重すぎて中々使う気にならなかった。
今やパソコンの性能は向上し、オープンソースのソフトもどんどんバージョンが上がってよくなってきている。それ以外にも、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)方式でweb上で利用可能なオフィスソフトが多々現れてきているし、5000円程度の格安のオフィス互換ソフトも販売されている。
まさにマイクロソフトオフィスは、個人では不要な時代に入りつつあるのだ。 今回は、これらの無料ないしは格安のオフィスソフトを、ここに整理しておくこととしたい。
【無償のオフィスソフト:PCインストール版】
○Open Office.org(オープンオフィス・ドット・オルグ)
→オープンソースで開発されているオフィスソフトで、ワープロ、表計算、プレゼンテーション 、データベース、図形描画、数式作成などが含まれている。Microsoft Officeとは、かなり高い互換性を備えていて、Word、Excel、 PowerPointのファイルを直接読み書きすることができる。PDF出力ができるなど特徴的な機能も備えている。米Sun Microsystemsの有料オフィス統合環境「StarOffice」から付属フォントやサポートなどを省いてオープンソースで開発が進められている。
○Star Suite8
→技術サポートの付きで約100ドルで、米Sun Microsystemsから販売されているが、この程グーグルから技術サポートを対象外にしてグーグルパックへの追加ソフトとして無償で提供された。 上記にも述べているようにOpenOffice.orgとの違いは、付属フォントとサポートのみ。
【ASP式無料オフィス:ウェブでの利用】
○zoho
→米AdventNet社の日本法人よりサービスが提供されている。ワープロと表計算が日本語対応済み、プレゼンテーションは日本語未対応だが、利用はできる。その他ドローソフトやら色々なウェブソフトが提供されている。利用にはアカウントが必要。マイクロオフィスソフト形式の一般的な文書なら読み書きはOK。MS形式での出力も可能であるし、HTML出力やPDF出力も可能である。
○thinkfree てがるオフィス
→ソースネクストより提供されており、アカウントの取得により利用できる。 ワープロ、表計算、プレゼンテーションの3サービスが提供されている。MS officeの読み書きも可能。ホームページ、ブログなどへの文書公開機能、PDF作成機能等も有する。
○Google docs&spreadsheets
→Googleから提供されており、アカウントの取得により利用可能である。 現在はワープロと表計算が日本語対応で提供されている。近日中に「プレゼンテーション」がサービス提供されるらしい。MS officeの読み書きも可能。
【格安版オフィスソフト:PCインストール版】
○Kingsoft office 2007
→中国大手ソフト会社のキングソフト社製。マイクロソフトオフィスをリバースエンジニアリングすることで開発された。数あるMS Office互換ソフトの中で最も互換性が高いと言われている。ワープロ、表計算、プレゼンテーションの3ソフトが統合パッケージ化されており、定価は4970円と格安。 PDFファイル出力も可能である。
軽快な使い心地を重視するなら、有料版のキングソフトなどがいいかもしれない。 オープンソースはソフトのもったり感がまだあるし、WEB版はネットワークの重さが気になる。
ただし、無料版は、それはそれで機能が満載(openoffice.org)だったり、ホームページやブログから直接リンク(zoho、thinkfree等)できたりというメリットもあるので、意外にMS officeの補完的なソフトとしての使い道もあるかもしれない。